腸や肌を潤し、咳止めにも利用されている杏仁

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主な栄養素

タンパク質、脂質、ビタミンC、アミグダリン、オレイン酸

杏仁に期待される作用

せき止め、便秘解消

旬は6月~7月になります。

 

杏仁とは

杏の果物から取り出した種子の中の仁の部分で、木の種類によって甘味の甘杏仁と苦味の苦杏仁に分かれます。

 

甘杏仁を粉状にしたものが杏仁霜ですが、甘杏仁100%のものは、香りが良く効能も期待できます。

杏仁は「キョウニン」、食材名では「アンニン」と呼びます。

 

せきや喘息の緩和に杏仁

杏仁は肺に潤いを与えて乾いた咳や喘息を落ち着かせ、呼吸困難の緩和に役立ちます。

 

大腸にも潤いを与えるので、便秘解消にも効果的です。

 

杏仁の油は保湿力を高め、乾燥肌用化粧品にも利用されています。

 

苦杏仁は、咳や喘息、血圧降下、抗ガンなどの治療に用いています。

杏仁豆腐はもとは咳止めの薬膳デザートとして利用されていました。

 

食べ合わせによる相乗効果

杏仁+しろきくらげ:咳止め

杏仁+はちみつ:咳止め

杏仁+ミント+氷砂糖:のどの腫れや痛みの緩和

杏仁の咳止め作用とミントと氷砂糖の体を冷やす作用でのどの腫れの緩和に役立ちます。

 

注意事項

甘杏仁は中毒になりませんが、苦杏仁はとりすぎると中毒になる可能性があるので、1日に10gを目安とします。

 

 

 

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