良く目にするのが、白米より玄米のほうが健康によいとする記事です。
私が子供の頃は、健康に良いとの事でお米に麦を少々混ぜた麦ごはんを食べさせられていました。
麦ごはんは見た目が悪い以外は、普通のお米のごはんと味が変わらなかった気がします。
恐らく、そんな気がします。昔すぎてぼやけた記憶ですが。
昔も今も、健康関連のテレビ番組に敏感に反応する家族のようです。
子供の頃に、一時期出てきてた麦ごはんですが、その後普通の麦なしご飯になっていました。
原因は不明です。
それから今まで、何回かしか麦ごはんを食べた記憶が余りありません。
恐らくどこかの観光地の食事で麦ごはんを食べたくらいだと思います。
玄米がよいされている資料
まだ、がんになった事がない方が、がんになるのを予防する為に推奨している内容です。
がん予防のための栄養と運動に関する米国対がん協会ガイドラインにて
植物性の食物に重点を置いた、健康的な食事をとりましょう。
食物と飲み物を選ぶ際には、健康体重を達成し維持するために必要な量にしましょう。
ベーコン・ハム・ソーセイジなどの加工肉や牛肉や豚肉などの赤肉の摂取を少なくしましょう。
毎日野菜と果物を食べましょう。
白米や白パンなどの精製穀物製品の代わりに玄米や黒パンなどの全粒穀物を選びましょう。
CA. Cancer. J. Clin. 2012; 62: 30-67
栄養成分での比較
玄米から白米にする過程で、玄米にある栄養分を削ぎ落されるようです。
その為、ミネラルが多く含まれる玄米が体に良いと言われています。
白米と玄米の成分表示
白米100gあたり | 玄米100gあたり | |
エネルギー | 356kcal | 350kcal |
たんぱく質 | 6.1g | 6.8g |
脂質 | 0.9g | 2.7g |
炭水化物 | 77.1g | 73.8g |
ナトリウム | 1mg | 1mg |
カリウム | 88mg | 230mg |
マグネシウム | 23mg | 110mg |
リン | 94mg | 290mg |
食品表示基準の項目であるエネルギー~ナトリウムまでの5項目はそれほど違いがないようです。
意外に炭水化物が多い事に気が付きます。
炭水化物は糖質と食物繊維を合わせた成分で糖質はがんの栄養分です。
糖の吸収におけるGI値によると
精白米が88、玄米が55 <永田孝行氏作成 食品別GI値一覧表より>
となっています。
玄米のほうが、GI値が低いので血液中の糖の量がおだやかな為、がん体験者でも体に優しい食材のようです。
しかし、玄米は美味しくないとの評判もよくききます。
豊富な栄養分のせいか、消化もあまりよくなくお年寄りにはお腹に負担がかかるとも言われています。
消化が悪い事で腹持ちがよいために、ダイエットには良い食品とも言われているようです。
問題は、調理方法、玄米の炊き方のようです。
白米と混ぜると良いともありますが、白米と玄米とで炊く時間等が違うために、いろいろと手間がかかるようです。まだまだ勉強が必要なようです。
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