フキノトウ
山菜の中でもっとも早く出回る為、春の到来を感じさせてくれます。
独特の風味とほろ苦さが特徴になります。
咳を止め、痰を取り除く効果に期待
生育中の花茎だけに、フキよりもβカロテン・ビタミンB1・カリウム・食物繊維などの栄養が豊富に含まれています。
苦味成分には、冬の間に滞った新陳代謝を活性化させる働きがあり、不要な老廃物や脂肪、毒素などを排泄する解毒作用があります。
体内にこもった熱を冷まして、鼻やのどなどの粘膜や皮膚の炎症を抑える働きがあります。
フキノトウに含まれる成分が花粉症や鼻炎などのアレルギー症状を抑える働きがあることが確認されています。
香りが食欲を増進させ、消化を助けてくれます。
保存法
しめらした新聞紙で包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存します。
美味しい時期は2月~3月になります。
フキ(蕗)
日本各地に自生しており、平安時代には栽培されていたというほど古くから親しまれてきた日本特産の山菜になります。
現在流通しているほとんどが、「愛知早生フキ」という品種で、180年ほど前に愛知県で作られたといわれています。
香を楽しむ山菜
独特の香りとほろ苦さがあります。
葉は、打ち身の湿布や蛇に噛まれた時の手あてにも使われてきました。
保存方法
ビニール袋などに入れて冷蔵庫で保存します。
美味しい時期は4月~6月になります。
キク科フキ属 フキの栄養成分
可食部100gあたり 日本食品標準成分表2015年版(七訂)参照
フキ 生 | フキ ゆで | フキノトウ 生 | フキノトウ ゆで | |
食物繊維 | 1.3g | 1.1g | 6.4g | 4.2g |
カリウム | 330mg | 230mg | 740mg | 440mg |
カルシウム | 40mg | 34mg | 61mg | 46mg |
βカロテン | 49μg | 60μg | 390μg | 260μg |
レチノール | 4μg | 5μg | 33μg | 22μg |
ビタミンD | 0 | 0 | 0 | 0 |
ビタミンE | 0.2mg | 0.2mg | 4mg | 2.4mg |
ビタミンK | 6μg | 5μg | 92μg | 69μg |
ビタミンB2 | 0.02mg | 0.01mg | 0.17mg | 0.08mg |
葉酸 | 12μg | 9μg | 160μg | 83μg |
ビタミンC | 2mg | 0 | 14mg | 3mg |
単位:μg(マイクログラム)とは、
1g=1000mg=1000000μg
1μg=0.001mgになります。
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