我が家では、押麦を混ぜたご飯を炊いています。
難点は保温して時間が経過するとお米や麦が褐色に変色して見栄えが悪くなることでしょうか。
寒天の食物繊維をいかした調理方法として、粉末寒天を入れて炊いた寒天ごはんがありました。
寒天ごはんのメリット
寒天は、8割が食物繊維で、体内で消化・吸収されにくい不溶性の食物繊維が多く含まれています。
その為、便の量を増やして便秘の解消に大きく役立ちます。
食物繊維のとる量が不足すると便秘になりやすくなり、免疫力低下や高血圧・糖尿病・動脈硬化といった血管病を起こすきっかけになります。
寒天などの食物繊維を摂る事で、それらの悪影響の他に冷え、肩こり、むくみ、胃腸病、肥満といった症状の予防に役立ちます。
寒天は保水力があるので、便は適度な水分を取り込んで柔らかくなるため、便通がスムーズになります。
寒天ごはんの作り方
用意する材料(1合分の場合)
白米:1合
粉末寒天:1g(小さじ1/2程度)
※押麦をいれる場合は+押麦
作り方
普通に、お米をといで通常の分量の水を入れたあとに粉末寒天を入れて軽くかき混ぜます。
押麦をプラスする場合は、上記に押麦を入れて、押麦分の水を追加(100cc)します。
あとは、普通に炊いて出来上がりです。
感想
私は、米2合+押麦(米の軽量カップ半分)+粉末寒天(1袋4g)をまぜて炊きました。
寒天を混ぜても、何の違和感もなく通常と同じように食べられます。
おそらく、寒天が入っている事は誰も気が付かないと思います。
気のせいか、便通がよくなったような気がします。
寒天は天草という海藻の天然の成分の食物繊維なので、大量に摂取しても体に悪い影響はないようです。
食物繊維の量の比較
玄米のご飯は食物繊維が多くて健康にいいというような話をよく聞きますが、玄米は外皮に残留農薬の心配があるので、あまり利用したくないのが私の意見です。
近所のスーパーに1種類しか売っていないのですが、無農薬などの場合は結構高額になりそうな気もします。
その玄米を利用しての食物繊維の比較です。
玄米100gとした場合の量が上の写真になります。
軽量カップ6~7割程度になり、この量で食物繊維の量は3.0gになります。
その為、玄米2合のご飯を炊いた場合、約9.2gの食物繊維の量になります。
それでは、白米2合+押麦半カップ+粉末寒天1袋(4g)炊いた場合の食物繊維の量です。
白米にも食物繊維が含まれており、100g当たり0.5gの含有量になります。
計測した所、玄米とほぼ同じ位の量が100gの精米の重さになります。
その為、白米2合での食物繊維の量は、約1.5gとなります。
押麦の食物繊維の量です。
お米の軽量カップ半分の場合、約60gの重さになるので、この量で約5.1gの食物繊維の量になります。
この粉末寒天1袋4gの中の食物繊維の量は3.1gとなっています。
寒天押麦ごはん2合での食物繊維の量は、1.5+5.1+3.1=約9.7gとなります。
つまり、玄米2合の場合は9.2g、寒天押麦ごはん約2合の場合は9.7gの食物繊維の量となり、ほぼ同程度かそれ以上の食物繊維の量になります。
まとめ
2合の場合は寒天と押麦をまぜると食物繊維は玄米より豊富に含まれているようです。
玄米に含まれるミネラル分は考慮せずに考えると、寒天押麦ごはんは食べやすいし、かなり健康維持に効果的なようです。
麦ごはんにした場合のGI値は、玄米ご飯の数値とほぼ同じです。血糖値の上昇を抑える事で肥満、糖尿病、動脈硬化の予防に期待できます。
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